ここ数年間の大きなデザイントレンドの一つに「ミニマルデザイン」があります。
徹底的に”シンプル”にこだわり、見せたい要素から”引き算”をしていくミニマルデザインですが、本日はその極端な例を紹介したいと思います。
世界的な有名ブランド14社のロゴを超ミニマル化しようというこの企画。
ブランドのロゴの最も重要で印象的な要素だけを残し、その他すべてが完全に削ぎ落とされています。
ここまで極端なミニマルロゴが正式に採用されることは考えにくく、実践的なロゴデザインの参考にはできないかもしれませんが、「デザインを引き算する」という考え方の参考資料としては非常に学びが多いものになっています。
また、ここまで引き算しても理解できるほどに定着している各企業のブランド価値にも注目です。
特にナイキのロゴ!このシンプル過ぎる曲線で成立してしまうのは本当にスゴい!
まさに究極のロゴ、究極のブランディングを実現していますね。
▲ディズニーの場合は、本家でもこのくらいシンプルなロゴが使われていることもありますね。
▲石油メジャー「ロイヤル・ダッチ・シェル」
▲ファストフード「ハーディーズ(Hardee’s)」。企業名までミニマル化しています。
▲物流サービスの「Fedex」。
▲ファストフード「バーガーキング」。よく考えるとオリジナルのロゴと共通点がほぼ無いんですが、ブランド名のインパクトが強いせいかこれでも問題なく認識できますね。
▲「コカ・コーラ」
▲「Google」
▲「ケンタッキー・フライドチキン」。カーネルおじさんもミニマル化しています。
▲「レゴ」
▲「ナイキ」。これで何のロゴかわかってしまうのは本当にすごいことです。
▲「ペプシコーラ」。今回の中ではちょっとわかりにくいかもしれません。赤・白・青の三色ロゴですが、あえて「白」を認識させるのが意外と難しいのかもしれませんね。
▲「マクドナルド」
▲ディスカウントショップチェーン「ターゲット」。日本ではちょっと知名度が低めですが、全米に1500店舗以上を展開する大企業です。
▲「YouTube」。このロゴもこれだけで認識できるのはすごい!!
すでに広く認知されているロゴだからこそできるミニマル化ではありますが、よく言われる「デザインの引き算」の理解を助ける良いデザインだったのではないでしょうか。
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