サンフランシスコのUI/UXデザイナーVax Liuさんによる写真共有アプリのデザインです。
Instagramと似たコンセプトのアプリで、写真の撮影から共有、お気に入りの写真を見つける機能が備わったアプリになっています。
メイン画面の下部にはグローバルメニューがありますが、もっとも重要な機能である「写真撮影」のボタンをメニューの真ん中に配置。さらにメニューエリアをはみ出すような形で配置されています。
カメラの画面でも、撮影ボタンはメニューバーよりもひと回り大きくはみ出すように置かれています。
重要なボタンを目立たせるという意味でも有用なデザインですし、何より一番押されて欲しいボタンを一番押しやすくデザインするという、シンプルな戦略が見事にハマったデザインです。
現在、アプリやサイトは明らかに供給過多な状況で、「アプリをインストールし起動する」「サイトを訪問する」という最初のハードルを越えてもらうのが大変。さらに、最初の壁を乗り越えたとしても、使いにくいと感じられてしまうと競合アプリ・サイトにユーザーを奪われてしまいます。
ユーザー離れを少しでも抑えられるように、一瞬で使い方を認識してもらえるようなUI設計が必要になっていると思います。
ユーザーの行動を予測し複雑な設計を行うことが必要な場面もあると思いますが、多くの場合、「一番押されたいボタンを目立たせる」というシンプルな戦略が大きな効果を生むかもしれませんね。
Designer Info
[ via Picthy on Behance ]
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