ウクライナのWebデザイナーAnatoly Nesterovさんによる、Android5.0向けの音楽プレイヤーアプリのコンセプトデザインです。
Android5.0はLollipop (ロリポップ)というコードネームで呼ばれているAndroidの最新OS。Googleが提唱する新しいデザインコンセプトである「マテリアルデザイン」が採用され、インターフェースのデザインが大きく変更されることが話題のOSです。
マテリアルデザインの特徴はいくつかありますが、UIを構成する各要素に”奥行き”が設定されていることや、直感的な操作を促すアニメーションが用いられていることが印象的です。
今後、新しいアプリやサイトをデザインする場合(特に対象のデバイスがAndroidの場合)、そういった”マテリアルデザインらしさ”を取り入れていくことで、Androidユーザーにとって使いやすいUXを提供できるかもしれません。
▲グリッドをはみ出したように見える赤い丸ボタン(再生・一時停止ボタン)が、非常に目立つデザインです。Google純正のアプリに比べると奥行きは浅いものの、最も重要なボタンが最上位レイヤーに配置されているように見えるデザインです。
また、画面遷移ではなくシームレスなアニメーションにも、マテリアルデザイン時代の”らしさ”を感じます。
2015年のモバイルUIのトレンドとして、これまで以上に”アニメーション”の重要性が高まってくるでしょう。
無闇にトレンドを追いかけるのではなく必然性のあるデザインを行うべきではありますが、”今っぽさ”や”らしさ”を感じさせるアニメーションのストックを増やしておくこともプロのクリエイターとしては必要なこと。
本日紹介している音楽プレイヤーは実に”らしさ”のあるデザインで、アニメーションの実例として参考にできるのではないでしょうか。
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