スペインのグラフィックデザイナーOwi SixsevenさんによるNikeのスニーカー「Roshe Run(ローシ ラン)」専用アプリのコンセプトデザインです。
「禅」や「瞑想」のイメージからインスピレーションを得て作られたスニーカーであるRoche Runの専用アプリということで、アプリのレイアウト自体は非常にシンプルに設計されています。
ただ、単にシンプルなだけではなく、メニューやゴーストボタンを含めた画面全体の背景をダイナミックにアニメーションさせることによって、強い印象を残すデザインになっています。
最近ではマップ画面はGoogleマップなどを埋め込む使い方が主流ですが、本アプリではあえてオリジナルの地図を用意。
もしかしたらGoogleマップの方が使いやすいかもしれませんが、アプリやアプリで扱う製品のイメージ、コンセプトといった世界観を壊さないデザインで作り込まれています。
サイトやアプリをデザインする場合、「オリジナルの作り込み」を行うか、「一般化している既存のデザイン」を使うかのバランスによって、ユーザービリティは大きく変化します。
ユーザビリティを最優先に考えることも重要ですが、「ブランディング」を強く意識したサイトやアプリをデザインする場合、多少のユーザビリティを犠牲にしてでも、”あえて”オリジナルのUIをデザインすることが必要になる場面もあると思います。
このあたりのバランスの取り方として、Roshe Runアプリのマップの作り込み方はとても参考になるのではないでしょうか。
Designer Info
Designer’s Site
[ via Nike – Roshe Run App on Behance ]
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